2018.12.11
チーム★トータスキャッツ☆
  • Person
  • 東大阪・八尾

profile

大阪ビジネスカレッジ専門学校マスコミ学科所属の学生ライターチーム
人員:3名
村上愛香(写真中央)
彼女は古着を愛するサブカル女子。インスタグラムに載せる画像の加工や投稿文に力を入れている。
岡元彩夏(写真右)
マイペースで優柔不断だが、しっかり者でバンドではドラムを担当しているという一面も。
山口実慶(みのり)(写真左)
彼女の好きなタレントはKAT-TUNの亀梨和也くん。いつか亀梨くんと一緒に仕事をすることを夢見ている。

オトン・オカンチア

平均年齢65歳!?「東大阪オトン・オカンチアリーダーズ」のパワー

チアダンスといえば若い女性限定だと思いがち。でも「オトン・オカンチア」は平均年齢65歳!もちろん男性もいます!東大阪で活躍するオトン・オカンチアの結成秘話などを徹底的に取材してきました!
チアスピリットを伝えたい一心で「オトン・オカンチア」を設立
今回私たちは平均年齢65歳のチアチーム「オトン・オカンチアリーダーズ」の合宿にお邪魔しました。
直前に控えた本番に向けて練習中とのこと。
案内していただき、エレベーターに乗り込みます。
エレベーターの扉が開くと、皆さんが私たちをハイタッチで大歓迎!!スタート時点からパワフルさがすごかったです!
平均年齢が65歳!?
チーム全体の平均年齢が65歳だとは思えないほど、皆さんが明るく元気に猛練習する風景を見学させていただきました。
まず練習を始める前に、メンバー全員でハグをします!雰囲気づくりも大切で、テンションをとにかく上げます!上手く踊れたときのハイタッチも欠かせません。そうすることで気合いが入り、より楽しくより明るく練習が出来るのだそう。
ダンスの振り付けも中には難しいものもあったみたいです。互いに教え合ったりして、何度も何度も練習を重ねる姿には、グッとくるものがありました。
  • 踊っている最中をパシャリ。とても素敵な笑顔です!
  • 楽しそうなオトン2人。チアは女の人だけのものじゃありません!
  • 「1個覚えたら、1個忘れんねん……!」フリを覚えるのが大変そうです。
  • 石原さんのメモです。みなさんの配置が書かれています。
そしてこんなに元気なオトン・オカンチアを立ち上げたのは石原さん。
立ち上げの際に石原さんが大事にしたのは「チアスピリット」。チアスピリットとは、自分の発するエネルギーで周りを元気にするという精神のことをいいます!石原さんはこのチアスピリットを若い女性だけでなく色んな人に伝えることができれば、とてもいい社会になるのでは?と2005年9月に「JUMPS」を立ち上げました。老若男女問わずチアスピリットを伝えたいと考え、オトン・オカンチアを結成したのは今から8年前。石原さんの想像を超えるほど人数が増えてきたみたいです!
このチームの正式名称は「東大阪オトン・オカンチアリーダーズ」です。名前の由来は、過去に放送していたダウンタウンの「ごっつええかんじ」という番組がきっかけ。「おとん・おかん」という言葉が番組内で頻繁に使われていて、響きが面白く、リズムも良いと感じたのだそう。「シニアチア」というよりも「オトン・オカンチア」の方がキャッチーで親しみがあったからだと聞きました!
そんな石原さんにも苦労することはやはりあるようです。チームのメンバーの年齢にばらつきがあることによって、意見の違いが生まれたりするのだとか。それでもチアが好きなのはみんな共通なので、前に進むことが出来る!とチアらしく前向きに捉えているそうです。困ったこと自体がチャンスなんだと熱く語ってくださいました。
私にとってのチアって!?
蔵下孝子さん(70歳)/写真左
きっかけは今年7月に読んだ毎日新聞でした。普段から健康のため水泳やストレッチは欠かせないそうです。70歳ということで驚きの連続でした!練習がない日でもお家で休憩を挟みつつ、30分ほど振り付けの練習をすると言っていました。「休憩の方が長いかもしれない!」などとお茶目な一面がありとっても可愛らしい方でした♡そんな蔵下さんがやりがいを感じる時は、やはり踊れるようになった時や本番で成功したとき。達成感や誰かに元気を与えられることが幸せだと語ってくださいました!チアを始めて生活が明るくなったのも、日頃から笑顔を心がけ、何でも楽しいと感じるようにしたことが理由だそうです。これからの夢は「海外で踊ってみたい!一花咲かせたい!」と元気におっしゃってくださいました。蔵下さんの夢をチアのように全力で応援したいものです!
河北一朗さん(51歳)/写真右
はじめようと思ったきっかけは石原代表の講演会で、「関西をチアで元気にしたい」、「シニア世代のチームを作りたい」という思いを聞いたことだそうで、その夢を応援するとともに共感し、参加しようと決めたそうです。
老若男女問わず誰とでも付き合える性格や人前に立つことが苦にならない所が活かされていると感じる、とおっしゃっていました。
やりがいを感じるのはみんなで顔を合わせて練習しているときや本番自分たちと観客が一体化しているとき。練習中には雰囲気作りを意識してまとめ役をされていて、練習中も仲間に伝わるように大きな声を出していたり、本番で気をつけるポイントをアドバイスしていたりする場面がありました。
高齢化が進み人生百年時代と言われている今健康寿命が注目されています。その中でチアがこの年でも出来る「生涯スポーツ」として知ってもらい教室が増えていってほしいとおっしゃっていました。
また、現在は周りの男性に声をかけても「男がチア!?」と驚かれ、断られてしまうそうで、チアが女の人だけのもの、という偏見がなくなり、おとんがもっと増えて欲しいと話してくださいました。
体験して分かった!
チアが与える『人を元気にする力』
私たちもチアを体験させていただきました。
まずは姿勢から。
おへその下にある丹田という所に力を入れ、体を上から引っ張られているように真っ直ぐに伸ばします。
66歳の中西さんは最初始められた時はかなりの猫背だったそうですが今では背筋がピーンと伸びています!
そのあと、基本の形を教えていただき、かけ声を言いながら踊りました。
最初は手と足と口をバラバラに動かすのが難しかったです。
チアは元々アメリカンフットボールの応援として行われていたものなので、掛け声は全て前向きで元気が出るものなんだそうです。
最後に、「ええじゃないか」のフリを教えていただきました。 イントロでは観客にアピールするのですが、オトン・オカンはさすが!見ていると楽しそうなのがつたわってきて私たちも楽しくなります。楽しみすぎて最初のフリに入りそびれるのはご愛嬌です。最初は照れがあった私たちも、踊っているうちに自然と笑顔 に!チアの人に元気を与える力を実感しました!
最後に……
今回ダンスを見たり、お話を聞いたりすることで私たちはたくさんの元気をいただきました。
また、チアは若い女の人がするものというイメージがおおきく覆りました。
年齢や性別、職業関係なく一緒に楽しむことが出来るチア。
元気をもらいたい、元気を伝えたいと思った方はぜひオトン・オカンチアに挑戦してみてくださいね!

おまけ①
とても楽しい時間を過ごさせていただきました。ありがとうございました!

おまけ②
「笑顔が素晴らしい」「キレバッチリ!」「期待の新人!」と大絶賛を頂いた私たちの担任の先生。もしかしたら次のおとんおかんチームにいるかも……?