2019.01.27
チーム★トータスキャッツ☆
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大阪ビジネスカレッジ専門学校マスコミ学科所属の学生ライターチーム
人員:3名
村上愛香(写真中央)
彼女は古着を愛するサブカル女子。インスタグラムに載せる画像の加工や投稿文に力を入れている。
岡元彩夏(写真右)
マイペースで優柔不断だが、しっかり者でバンドではドラムを担当しているという一面も。
山口実慶(みのり)(写真左)
彼女の好きなタレントはKAT-TUNの亀梨和也くん。いつか亀梨くんと一緒に仕事をすることを夢見ている。

鉄道バー「駅」

鉄道好きが集まる「駅」とは?鉄道バ ーに出発進行!!

大阪市天王寺区のうえほんまちハイハイタウンに夜な夜な鉄道好きが集まるスポットあらしい。
そこには、鉄道好きなら一度は行ってみたい、そして、一度行ったらまた行きたくなる、そんな立ち飲みバーがありました。
いざ鉄道バーに乗車!
本日も、OSAKA旅めがねをご利用くださいまして、誠にありがとうございます。
この記事は、「鉄道バー 駅」線 千鳥足行きでございます。

それでは早速始点・素面を出発いたします。


2012年7月30日に開通した鉄道バー「駅」。
本物の電車さながら店内では、いつも熱い鉄道トークが交わされています。
お客さんとお話をしつつ、お店を切り盛りしているのは笑顔が素敵な大西さん。
ここでは、店長と呼ばず駅長と呼びます。

さっそく駅長にお話を伺います。
「駅」が開通するまで
幼稚園に入る前から電車が大好きだった駅長。
2006年から2010年まで東京で仕事をされていたときは、東京にある鉄道バー「キハ」に毎日のように通っていたそうです。
大阪に帰ることになった時、「キハ」の店主に、「大阪にも鉄道バーを作りたい」と言ったところ快諾して下さいました。

その後大阪で物件を探し回りますが、なかなかいい場所に巡り会えません。
ある日駅長は、現在のお店近くにある物件を見た後、ご飯を食べようとうえほんまちハイハイタウンに入りました。
すると、ガシャーン、ガシャーンとガラスを割る音が聞こえてきます。
見に行ってみると、喫茶店がお店を畳んでいるところでした。
翌日気になってもう一度見にきてみると、貸店舗の貼り紙が!
その角地の長細い空間を見た時、今のお店の外観が頭にぱっと浮かび、ここにしようと決めたそうです。

こうして「駅」は開通しました。
マニアにはたまらない!鉄道グッズ
そんなこだわりの店内には、たくさんの電車にかかわるグッズが所せましと並んでいます。
30年前から駅長が収集されたものを持ってきているそうです。
  • ▲さまざまな電車のつり革が勢揃い。あなたのお気に入りはどれですか?
  • ▲電車でおなじみの中吊り広告。お店のことがたっぷり書かれているので、じっくり読んでみてください。
  • ▲今は、電光ディスプレイが主流なので見かける機会が少ないぱたぱたまわる発車票。お願いすれば、回していただけます。
  • ▲運転手さんが運転席で実際に使っていた時計。どこにあるか探してみてください。
自分だけの旅のお供
ここで、駅長より車内販売のお知らせです。
ただいまのおすすめは、ビールです。
「駅」は、サントリーからザ・プレミアム・モルツ「超」達人店に認定されています。
大阪府内の約80店鋪ほどでしか味わえないこだわりの味をぜひお楽しみください。
また当車内販売では、商品とお代を交換するキャッシュオンデリバリーという方法を採らせていただいております。
1割お得な回数券もございますので、ぜひご利用ください。
  • ▲現在オリジナルの柄は4種類あります。時々、柄が変わるそうなのでお楽しみに。
  • ▲美味しそうな缶詰。これ以外にもレアな缶詰があるそうなので、ぜひ食べてみてください。
  • ▲お酒の種類が豊富なので、飲み鉄なあなたもきっと満足できるはず。おすすめは何といってもビールです。
  • ▲とある常連さんの裏メニュー「比良岡スペシャル」だそうです。あなたもぜひ、自分だけの旅のお供を見つけてください。
お腹も膨れてきたところで、まもなく次の駅に到着致します。
今夜もたくさんの方が乗車してこられました。
居たら自然と友達に!独特のアットホーム空間
駅長さん、「駅」の乗客、みなさんおっしゃるのが「お客様同士の交流がとても多く人間関係の幅が広がる」ということ。
立ち飲みなのでお酒を持っての行き来が簡単にでき、お客さんみんなとお話が出来ます。
何度か同じ日の同じ時間に車内に居合わせ、3回ほど遭遇した末に会話して意気投合というのがよくあるパターンだそう。
アットホームな雰囲気で、乗車されるのは皆さん同じ趣味の人なので自然と話も弾むそうです。
特に、店内にあるモニターの鉄道DVDから話が広がることが多い様子でした。
また、同じ「電車」の趣味とはいえ、近畿日本鉄道や阪急電車といった様々な路線、乗ることが好きな乗り鉄、撮るのが好きな撮り鉄など様々な楽しみ方の人がいるので、自分の知らなかった話が聞けて世界が広がるのが楽しいと話してくださいました。

このつながりは車内だけにとどまらず、中にはゴールデンウィークに遠方から大阪に来られていたお客様と、大阪にお住まいのお客様がこのお店で仲良くなり、夏休みにはその遠方のお客様の地元まで遊びに行くなんてこともあったそうです。

また、電車が幅広い年代の方に愛されているように、「駅」もいちばん若いお客様だとお父さんとお母さんと来られた3歳の方、最高齢の方だと70代の方と、幅広い年代の方に愛されています。
終点:千鳥足
楽しい時間はあっという間。
間もなく終点が見えて参りました。

帰りはぜひ電車に乗って欲しいという思いから、バーとしては早めの11時を最終運行時間とされているそうです。

終点千鳥足でございます。
それぞれの帰路へとお乗り換えとなります。
お忘れ物ありませんようご注意ください。
本日もご乗車ありがとうございました。