2019.03.28
オダギリサトシ
  • Activity
  • 岸和田・和泉・泉佐野

profile

OSAKA旅めがね全体統括プロデューサー
オダギリ サトシ
株式会社インプリージョン代表取締役
大阪プロガイドマネジメント協会代表
大阪商工会議所ツーリズム振興委員

「おっさんずタビ」青空市場と競艇の泉佐野編!

連載「おっさんずタビ」第2回
青空市場と競艇の泉佐野編!

 先月より連載の始まった新企画「おっさんずタビ」。この連載が好評だったのかどうかは忖度により知りませんが、2回目の記事です。でも、記事が好評かどうかなんて関係ないんです!やりたいからやっている自己満足連載なんですから。

まずはおっさん1号。現OSAKA旅めがねの責任者、オダギリです。この連載では原稿を担当します。さらにスマホで写真も撮ります。「旅めがねフレンズ」としてガイドもしていますので、そちらもご覧ください。

 おっさん2号。旅めがねを一緒に運営しているスターファクトリーのプランナー梅岡さん。少し前の記事でSHINGO☆西成さんの取材に同行したとき、つけてもらったニックネームが「シャイ・マイ・ペイス」!ということでその名の通りシャイなくせにマイペースというとんでもないおっさんです。

 というわけで今回もおっさんの旅を実行すべく、おっさん2号と打ち合わせ。奈良県出身で高槻在住のおっさん2号の知らない南大阪へ行くことに決めました。どうせ行くなら「オッサンの心を持った美女もいた方が楽しいよね~」という事になり、ツイッター&旅めがねWEBでおっさんの心を持つ美女の同行者募集も行いました。

 さて取材日当日。集合場所へ行くとおっさん2号が一人でコーヒーを飲んでいます。「あれ?同行者は?」とおっさん1号・・・・。残念なことに同行者はおらず、本気オブ本気の「おっさんずタビ」を行うことになりました。
 おっさん2人でも旅は楽しいことを証明すべく、本気で楽しむことを誓い、まずは電車で飲む酒を購入。「旅気分を盛り上げるために指定席にしましょう!」と特急指定券を購入し、車内で乾杯です。
 ええおっさん2人が朝から座席を回転させて乾杯していると、遠くに行きそうな気がしますが、南海なんばから泉佐野までのたった30分の鉄道旅です。
 おっさん1号も泉佐野に電車で来るのは初めてです。駅からちょっと歩いた街並みがこんなに風情があることを知りませんでした。こんな情緒があるなら、このあたりを街ブラするのも楽しいなぁとか思っているとたこ焼き屋を発見。
 たこ焼きを見つけたら買わないとアカンでしょ。と店前に行くと、市内ではレアなプレーンのたこ焼き屋じゃないですか。生地に出汁と醤油の味がしっかりついているため、ソースなしで食べます。ソースをたっぷりつけるとソースの味しかしないので、おっさんにはこの味が優しいのです。
 しかーし、ここで痛恨のミス。雰囲気のいい住宅街ゆえにコンビニ等がなく、酒をゲットできない。酒も飲まずにたこ焼きを食べ歩きするおっさん二人(涙)
今回の旅の主目的は泉佐野の青空市場です。おっさん1号は岡田浦や田尻の日曜朝市は御用達ですが、ここは初めてなので道に迷っているとマリーナへ到着。立派な船が並んでいる様子を眺めながら「どうやったらこんな船が買えるほど金持ちになるのだろう?」とかグダグダ言うてるうちに青空市場に到着しました。
 到着すると予想以上の活況にテンションが上がりまくるおっさんず。魚が大好きなおっさん1号は魚の名前を連呼して興奮してしまいました。お店の人の話によると、ここで買った魚などは奥でバーベキューにして食べることができるとのこと。めっちゃ魅力的!とバーベキュー場に向かうも、屋外で寒すぎたので断念。
ならば市場の寿司屋で飲もう!寿司屋で乾杯。名物のがっちょの唐揚げとアナゴの天ぷらで酒がすすみます。
 テンションがあがったおっさんずは、地元産なんて関係ないものをオーダー。大阪湾で鮭は獲れませんので、いくらも獲れませんがインスタ映えを求めて発注しました。残念ながらメニューの写真ほどいくらが溢れず、普通のいくらの軍艦やんけ!!!!!!
 しこたま飲んだ酒を冷ますべく、市場を出て港へ。カップルで釣りする若者を眺めながらぶつぶつ言うおっさん1号を横目に、おっさん2号はテトラポットを軽快に渡り歩きます。さすが、ちょっと若い2号はシャイ・マイ・ペイス。
程度に良いが冷めたところで、次の目的地であるボートピアへ。ボートピアというと先ほどのヨットハーバーをイメージするかもしれませんが、何のことはない場外舟券場のこと。つまり、公営ギャンブルであるボートレースのチケットを買えるところです。大阪にIRが来ることを想定し、今からギャンブルの練習に余念がないおっさんです。でも実は初めてのボートレースなんで、スタッフにルールや買い方を説明してもらいます。そして出走表を見ながら真剣に悩むおっさん2号。なお、この場所では我々は圧倒的に若く、好青年にしか見えません。
 いまいちルールもわからないまま舟券を購入するおっさん1号2号ですが、こういうところで性格がでるものです。100円×4点買いのけち臭いおっさん1号に対し、おっさん2号は1000円の1点買いです。さぁ、よくわからないまま、びわこ競艇の7レースの中継画面を眺めます。
「ん?何番?何番が勝ったん?」などとナンセンスな事を言う1号は見事に当てました!400円の投資で1370円の払い戻しです。ギャンブルビギナーで喜んでいるおっさん1号の横で「もう1レースしましょう!」というおっさん2号。目が真剣ですやん!
 という訳で2レース目は三国競艇の8レースに挑戦。今度は女性のレースです。今回はおっさん1号は200円×4点買いで前回よりは強気に購入し、おっさん2号は1号を見習い100円×4点買い。結果は写真を見ての通り、おっさん1号は2連勝で2号は2連敗という結果に。
 くやしさを隠し切れないおっさん2号はヤケクソで展示中のボートで記念撮影。競艇のボートって椅子がないんですね。板張りみたいなところで運転していることを知りました。
 勝ってご機嫌なおっさん1号と、負けて不機嫌な2号はふたたび泉佐野のまちを散策。海辺は面白みのない工場倉庫エリアでモチベーションが下がりますが、市街地に入るとテンションがあがります。新しく整備されたっぽいものを見ると、「あぁ、ここがふるさと納税を稼ぎまくった街なのね」ってネガティブな感想を抱きがちなので、気分転換にコンビニでガソリンを補給します。
 飲みながら情緒ある街並みを歩いていると、またまたたこ焼き屋を発見!母娘で経営しているっぽいお店で、母娘と世間話をしながらたこ焼きを食べます。これまたまち歩きの楽しみの一つです。ここもまたソース塗らない系のたこ焼きで、これが泉佐野のスタンダードなのでしょうか?
 さすがにそろそろ足も胃もつかれてきました。若者と違いおっさんなので仕方ありません。ちょっと休憩しましょか!とレトロな喫茶店にはいってコーヒーを飲んでいると「パフェとか食べませんか」とおっさん2号。。。。このタイミングでパフェ。。。。。「よろこんで!!」とおっさん二人でパフェをシェアしたのでした。この光景は第三者的にさぞ気持ち悪いものだったでしょう。

 最後は犬鳴山温泉にでも入って帰ろうかと思いましたが、泉佐野から犬鳴山温泉までのバスは1時間に1本。さらに40分以上かかるとのことで断念しました。

 帰りに岸和田競輪でも寄りましょか~と言うてたものの、電車に乗った瞬間に爆睡で気が付けば大阪市内でした。しかしまぁ今回はおっさん度の高い旅となりましたので、次回こそは同行者をゲットして、花のあるおっさんずタビにしたいものです。同行していただける方を絶賛募集中です。興味のある方はツイッターへどうぞ!