2020.02.13
チーム★猪鹿蝶
  • Person
  • 東大阪・八尾

profile

大阪ビジネスカレッジ専門学校マスコミ学科所属の学生ライターチーム第二期生

紙谷 悠哉(写真左)
猪鹿蝶の「鹿」担当で、チームを仕切る頼れるリーダー。ヘアアレンジが得意でその器用な指先から繰り広げられる記事には期待が高まります!

御影 由依(写真中央)
猪鹿蝶の「蝶」担当で、蝶のようにかれんに舞いまくる紅一点のアイデアメーカー。あなたも私の魅力的なワードチョイスに酔ってください。

河西 祐輔(写真右)
猪鹿蝶の「猪」担当で、多趣味な男。突如出る専門知識には脱帽物です!

八尾野菜『ゆうき農園』結城さんにインタビュー

八尾野菜の第一人者!『ゆうき農園』の結城さんとは?

(2019年11月12日取材)
大阪、八尾市で25歳から農家として活躍されている『ゆうき農園』の結城拓也さんを取材してきました!農家の1日や、ご自身の想いを、取材中に飛び出した結城さんの名言を交えてご紹介していきます!

しかしそもそも”八尾野菜”とは?
大阪の東にある八尾市は意外にも田畑が多く、その八尾特産の地場野菜は「八尾野菜」と呼ばれ、よくテレビや雑誌などにも取り上げられています。

今回取材した結城さんはわずか20人ほどという八尾市の農家の一人で、八尾野菜の発展に尽力した方なのです!

今の時期(※取材時)は若ごぼうと春菊を育てているらしく、ご自宅に伺うと結城さんは快く畑を案内してくださいました。
住宅街に突如現れるビニールハウス
案内していただいた畑はほんの一部で、全部で5箇所にこのような畑があるというので驚きです。

取材に訪れた時は収穫の時期も植える時期も外してしまいましたが、この畑だけで14畝あり、季節に分けて春菊と若ごぼうを作っていらっしゃるということでした。
若ごぼうと普通のごぼうの違いって?
↑若ごぼう(まだ小さい)

春菊はスーパー等で見かけるので知っている方は多いと思いますが、若ごぼうとは何だ???ということになりますよね。

「まだ小さいけれど・・・」と、わざわざ結城さんが抜いて説明してくださったこちら、若ごぼうベイビー!

ごぼうと聞くと細長くて茶色い根菜ですよね?
  • ↑これがよく知っている「ごぼう」(参考写真)
  • ↑これが大きくなった「若ごぼう」(参考写真)
でも若ごぼうは違うんです。ごぼうであることに変わりはないんですが、なんと茎の部分を食べるんだそう!「ごぼう=根菜」という認識を崩された瞬間ですね!
↑「若ごぼう」(参考写真)


八尾では学校の給食で出されることもあるくらい昔から親しまれている野菜で、「茎と根の炊き込みご飯」や「煮浸し」などの定番料理もあるんだそうです。

ぜひ皆さんもスーパーなどで見かけたら買って味を確かめてみてくださいね!
戻ってきました!!名言飛び出す、結城さんインタビュー!
★名言その1
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今は「八尾野菜」と検索をかければ結城さんのお名前が挙がるほど、農家としての地位を確立されていますが、25歳までは農家ではなくサラリーマンとして企業に勤めてらっしゃったとのこと。元々お父さまが農業をされていたということですが、結城さんのお兄さんが農家を継がずにお勤めの仕事を続けるという話を聞くと、「自分は今の(当時の)仕事よりも、父の手伝いをしている農家の方が合うのかも知れない」と思い、お父さまの後を継いで農家になることを決心したそうです。

「農家の家に生まれた人間特有の感情かも知れないけれど、物心ついた頃には自分たちがこの土地を守らなくてはいけない。後世に残さなくてはいけない。そう思うようになったんだよね。なんだろうね、ぼくら農家の血に刻まれたDNAがそう言ってるんだろうね」と結城さんはつづけて語ってくれました。

カッコ良すぎます!!「なるべくして農家になった」というお話に私たち取材班は痺れてしまいました!



★名言その2
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そのようにして農家になった結城さん、積極的に情報発信をして「八尾野菜」を拡める活動もしてらっしゃいます。まわりで同じように八尾野菜を作っている農家さんはもちろん仲間でもあり「みんなライバル」だとおっしゃいます。その切磋琢磨している感じにまたまた取材班は感銘を受けたので、この名言もご紹介しておきたいと思いました。
↑なんと「ゆうき農園」のパンフレットもありました!なかなかパンフレットのある農家さんなんていらっしゃらないのでは・・・



★名言その3
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またもう一つ、農家さんの一日についてもお聞きしました!収穫する作物によってお仕事時間もバラバラだそうで、今回はえだまめの場合を紹介します。

結城さんの朝は早く、3時半(!)に起きてまだ暗いうちに収穫するのだそうです!なぜそんなに早いかというと、「えだまめが一番美味しい状態で収穫できる適切な時間が3時半くらいだから」とのこと。まさに”美味しさは時間との勝負”とはこのことです!
どこの農家さんも多少違いはあれど、そんな時間から働いて私たちの食べる野菜を作ってくれているということ。スーパーなどで野菜を見かけたら、その「野菜のバックに人がいるって思って欲しい」と結城さんは伝えてくれました。これもまた名言です!

さて一日の続き、それから午前中いっぱい収穫し、昼からは配達などの作業もしているそう。ご自身でネット販売などもされているそうで、私たちのイメージしていたお年寄りの農家さんとは違って、”近年の新しい農家さん”といった印象でした!
  • ↑私たちのイメージしていた農家さん
  • ↑結城さんのイメージ
★名言その4
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今回「ゆうき農園」の結城さんに取材してみて、農家という仕事の認識が変わったり、興味惹かれる話をたくさん聞かせていただけました。

農家として働く方の熱い思いや、たくさんの苦労。こういうものに少しでも触れることができたんじゃないかと思います。

最後にご紹介する名言は「今も成長し続けている」です。

結城さんはこれからもっともっと美味しい野菜を作って、「ゆうき農園」というブランドを推していきたいとおっしゃいます。それはそのまま若ごぼうやえだまめなどの「八尾野菜」をアピールしていくことになります。

この先、もっともっと「八尾野菜」の名前が全国に認知されていくのが楽しみですね!
おまけ
最後に結城さんは、私たちがずっと熱烈な視線を送っていたトラクターに、私たちを乗せてくださいました!
結城さん、ありがとうございました!